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かしこい夏の過ごし方。 熱中症と腸内環境の関係は?

暑い⽇が続く夏、熱中症に注意が必要です!腸内環境と⾃律神経のバランスを整えて、熱中症になりにくい体を⽬指しましょう。

熱中症はなぜ起こるの?熱中症になりやすいのは?

⾼温多湿な⽇本の夏は、毎年熱中症で搬送される⽅がたくさん出ます。2019年5〜9⽉に、救急⾞で運ばれた⼈は7 万⼈以上。このうち38.6%が住居にいた⼈でした(令和元年11⽉総務省消防庁発表)。新型コロナの影響で、室内で過ごす時間が増えていることもあり、さらに熱中症の注意が必要です。熱中症は、体温が上がることで起こります。体調を崩していると体温調節がうまくできず体に熱がたまり、熱中症になるのです。

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夏も「腸ケア」が大切!

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体中の細胞にどれだけ質のいい⾎液を⼗分に流すことができるかは、私たちの健康にとても⼤切なこと。この⾎液をコントロールしているのが⾃律神経で、⾃律神経の働きを左右するのが、実は腸内環境なのです。

夏は、汗として体内の水分が出てしまうため、血液量も不足気味になり、腸まで届く血液量も減少します。すると、腸の動きが悪くなって、腸内に老廃物がたまり、悪玉菌が優勢な腸内環境になってしまいます。十分な水分補給と良好な腸内環境を保つよう心掛けることで、消化吸収がよくなり、全身の細胞に酸素や栄養が送られ、自律神経や免疫システムの働きも順調になります。

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⾃律神経のためにも、腸内環境のためにも、寝起きの⽔1杯が⼤切!

寝ている間にコップ1杯分(約200㎖)の汗をかくといわれています。
この量には個⼈差がありますが、汗で体内の⽔分が失われた状態は、熱中症や脳梗塞になりやすいため注意が必要です。 また、⽔を飲むと胃腸が動き出しますので、睡眠により副交感神経が優位な体を、交換神経優位に切り替えることができ、自律神経のバランスが整いやすくなります。

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夏こそ腸と自律神経を整えて、
熱中症になりにくいからだを目指しましょう!


監修:⼩林 弘幸先⽣

順天堂大学医学部教授。
⾃律神経研究&腸内環境の第⼀⼈者としてスポーツ選⼿、
⽂化⼈へ のコンディショニング指導にも関わる。