腸活ナビ

腸活で身体を整えよう!

記事一覧

布団の中で5分!「リラックス&腸内環境改善」のW効果

自律神経が乱れると腸の働きが影響を受けることがあります。
自律神経とは、末梢神経の一種で、"交感神経"と"副交感神経"から成り立ち、
内臓の働きや体温調節など、生命維持に必要な体の動きをコントロールしています。

交感神経が優位になると、血圧・拍動・体温が上昇するなど、活動モードに導かれます。副交感神経が優位になると、血圧・拍動・体温などが下がって、休憩モードに導かれます。
活動的になれば交感神経が優位に、安静時には副交感神経が優位にと、自律神経は互いに拮抗しながらバランスをとっています。

腸の〝ぜん動運動〟は副交感神経が優位になることで活発になります。
健康な場合は、状況によって両神経の優位性が切り替わりますが、生活リズムが変化したりストレスが多い場合は交感神経が優位になり続けるなど、副交感神経とのバランスが崩れてしまいます。(=自律神経の乱れ)

自律神経を整えるために、副交感神経を優位にする(リラックスできる)運動を就寝時に取り入れましょう!

column.png

腸のぜん動運動とは?

ぜん動運動とは、
腸が収縮・弛緩を繰り返すことで入ってきた消化物を体外へ押し出す運動のことです。

交感神経が優位の時は活動モードにあるため、
便意を促さないよう腸のぜん動運動が抑制されます。
そのため交感神経が優位になり続けると
便秘になったり、人によっては消化不良で下痢になったりします。

ツイストエクササイズ

1. 仰向けに寝ます。
両手は手のひらを下にして体の横に開き肩甲骨を床に着けます。
両ひざを三角形に立てつつ、顔は天井に向けます。

img-tr01-1.jpg


2.
 
息を吐きながら、両ひざを左側に5秒間倒します。
お腹周りの血流が促進するために、呼吸は長く楽におこないながら、
体をリラックスさせて力を入れず、足の重みでお腹回りをストレッチします。

img-tr01-2.jpg


3.
 
反対側も同様におこないましょう。
左右倒しを1セットとして3セットおこないましょう。
できる限り、肩甲骨が浮かないように注意しましょう。

img-tr01-3.jpg



弓なりエクササイズ

1. 仰向けに寝た状態から、両手を頭の上方向へバンザイします。
手を頭の上方向へ持っていくことで、腕の付け根からお腹の横にかけての筋肉が伸びるのでより効果的なエクササイズが期待できます。
この時手のひらは上に向けておきましょう。
バンザイの姿勢で肩が上がりにくい方は手を降ろしておきましょう。身体の中心から45度を目安にして両足を開きます。

img-tr01-4.jpg


2. 上半身を動かさず、右足を左足にくっつけます。
難しい場合は、両足をピッタリつけなくても良いです。
お腹周りの血流を促進するために、呼吸は楽におこないリラックスし、20~30秒体勢をキープしましょう。
反対側もおこない、左右一組で2セットしましょう。

img-tr01-5.jpg


就寝前にリラックスしながらゆっくり身体を伸ばしてエクササイズをおこなうと、副交感神経が優位になります。それにより腸のぜん動運動が活発になって、腸の動きを整えることができます。布団の中でリラックスしながらちょっとだけエクササイズをおこない、自律神経のバランスを整えて便秘や体調不良を改善しましょう。
(激しく大きな筋肉を動かすことは交感神経を刺激してしまうため、就寝前にはおすすめできません)


監修:天井亮介さん

合同会社健康サポートプロジェクト 代表
10数年にわたって官公庁、地方公共団体、民間企業など
様々なフィールドでニーズに合わせたエクササイズセミナーを担当。