- 「ビオフェルミン止瀉薬」と何が違うのですか?
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腹痛を伴う下痢には、「ビオフェルミン下痢止め」をおすすめします。
「ビオフェルミン止瀉薬」は、小児から高齢者までのみやすい細粒(粉末)の製剤で、日常よく起こる飲みすぎ、食べすぎ、消化不良などによる下痢によく効く成分を配合しております。「ビオフェルミン下痢止め」は、苦みやにおいの少ない、のみやすい錠剤で、ロートエキスとシャクヤクエキスを配合することで、さらに腹痛に対する効果をたかめております。通勤・通学途中や仕事中に急におなかがいたくなる下痢で困った経験をされる方は多いと思われますが、このようなときに「ビオフェルミン下痢止め」が効果的にはたらきます。
- 妊娠中に服用してもよいですか?
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医師、薬剤師または登録販売者に相談してください。
妊娠中は薬に対して慎重であることが大切です。妊娠している、または妊娠していると思われるときは、医療機関でご相談ください。
- 授乳中に服用してもよいですか?
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服用しないか、服用する場合は授乳をさけてください。
「ビオフェルミン下痢止め」には、ロートエキスを配合しております。このロートエキスは体内に吸収され、母乳に移行して乳児の脈が速くなったり、母乳が出にくくなるなどのおそれがあります。
- 毎日服用してもよいですか?
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下痢の症状が出たときに服用して下さい。
「ビオフェルミン下痢止め」は下痢を止める薬です。日頃のおなかの調子を整えるときには、整腸効果のすぐれた「新ビオフェルミンS」をおすすめします。
- 「ビオフェルミン止瀉薬」のフェーカリス菌末(180mg)と比べて、「ビオフェルミン下痢止め」のビフィズス菌(30mg)の菌数が少ないのですか?
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菌数としては、ほぼ同量の菌数が配合されています。
製品によって菌末の濃度が異なるためです。
- 「ビオフェルミン止瀉薬」のゲンノショウコエキス600mgと比べて、「ビオフェルミン下痢止め」のゲンノショウコ乾燥エキス420mgの分量は、少ないのですか?
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原生薬換算量としては同量が配合されています。
ビオフェルミン止瀉薬・・・ゲンノショウコエキス1日量 600mg(原生薬換算量約4,200mg)
ビオフェルミン下痢止め・・ゲンノショウコ乾燥エキス1日量 420mg(原生薬換算量約4,200mg)
- 新ビオフェルミンSと併用できますか?
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併用できます。
新ビオフェルミンSは3種乳酸菌を配合した整腸薬であり、併用しても特に問題ありません。
また、腸内フローラの乱れにより、下痢がおこる場合もあることから、下痢止めの服用をやめた後も整腸薬を服用し、日頃からおなかの調子を整えておくことが大切です。
- 牛乳アレルギーですが服用できますか?
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服用できます。
本製品は、牛乳タンパク由来成分は含まれていないため、服用することが可能です。
- 子どもにのませてもよいですか?
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11歳から服用することができます。
11歳未満の場合、「ビオフェルミン止瀉薬」(5歳以上)をおすすめします。なお、整腸(便性を整える)、軟便などには、「新ビオフェルミンS錠」(5歳以上)、「新ビオフェルミンS細粒」(3ヵ月以上)もあります。
- 高齢者が服用する際、なぜ医師などに相談が必要なのですか?
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一般に、年齢を重ねるとともに、薬物の代謝機能が低下し、副作用が起こりやすくなることがあるためです。
- なぜ、ビフィズス菌を配合したのですか?
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下痢のときに乱れる腸内フローラのバランスを整えるために配合しています。
下痢を起こすと腸内のビフィズス菌が減少することが知られており、ビフィズス菌は、腸内細菌のバランスを正常化する作用があるので、便性(下痢便状態)の改善にはたらきます。
- 併用してはいけない薬はありますか?
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胃腸鎮痛鎮痙薬、ロートエキスを含有する他の胃腸薬、乗り物酔い薬との併用はさけてください。
本剤成分中にロートエキスが配合されていますので、類似の作用を持つ薬剤の併用はさけてください。
- 口の渇きが生じることがありますがなぜですか?
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ロートエキスの薬理作用として、唾液等の分泌抑制作用があるため、まれに口の渇きを自覚することがあります。
このような症状の継続または増強が見られた場合は、服用を中止し、医師、薬剤師または登録販売者にご相談下さい。